あたまにおちてくることばを。

                   
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真空/詩

『真空』


ガラスの破片をひろっていたら
いやなかんじの太陽の熱
アタマに感じて
目を細めて顔あげてみたけど
うすよごれた色をした雲
ちっそくさせる真綿みたいに
殺人的な狂気を秘めてる
これからのこと考えたってしょうがないんだ
今日いる場所で 意味がないこと
直感でわかる
あらゆるものがストップしていて
すべての流れがブロックされてて
そこでムリヤリ動いているのは
私ひとりで 大事なことをわかってないんだ


| 01:22 | | comments(0) | trackbacks(0) |
あまりにも真実/詩
 『あまりにも真実』


ごまかしようもないほどに
ショックを受けてしまったのだ
わたしの信じたカタチ以外に
育ってしまったものに気づいて



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| 01:10 | | comments(0) | trackbacks(0) |
ずっと単純/詩


『ずっと単純』


冬の寒い日
かじかむこころは 勇気ないから
かんたんに
ダークなちからに占領されちゃう
悲惨な行方を追うのもかんたん
悲しいことだけ 信じられるから

やさしい気持ちは
心細さの象徴として
十年ぶりにおりてきたけど
わたしの気分はかんたんに変わる。

かんたんなんだ
かんたんだった

夢の中ではかんたんだった
私は夢で天才だった

かんたんすぎて
やる気も起きない天才だった





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いまここで地面に/詩

「いまここで地面に」




最後に声を出したのは
いつだっけ

山の頂上から何かに向って
呼びかけたのはいつだっけ

ひとりになったときを
待っていたかのように
それはやってきて

わたしのあたまを
静かに
地面に垂れさせる

わたしは
あのときわからなかった
自分のしたことを
理解して
服従するしか
できない

あやまるよりも
地面に額を押しつけて

どこまでもひとりで
じっとしている
じっと息を
くりかえしている




 

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| 05:09 | | comments(0) | trackbacks(0) |
あなたにあげたかったもの/詩
「あなたにあげたかったもの」


あなたにあげなかった花は
歩きながら道ばたに捨てる
どこまでも歩きながら
あなたにあげられなかった
ものをたくさん
ボトボトと捨てる

草むらのなか
白い光を放つだろうね
だけどあなたは
それを拾うことはしない
僕はもう
振り向きはしない

あなたに手紙を書くのもいいね
いつかどこかで
もし気が向いたら
この狭い街を出て
僕の中で
あなたが小さくなった頃

あなたにあげなかった花は
道ばたで新しく芽生え
新しい世界に再生する

その花のことを
ときどき考える

あなたにあげたかったものは
どこにでも咲く花と同じ
どこにでもあるもの







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去っていく言葉/詩
「去っていく言葉」








チラシの切れ端に
こんなふうに言葉を書いて残しておけば
それは船になってどこかへ流れていくかもね

小さな頃、葉っぱで作った小舟みたいに
ユラユラ流れていくかもね
忘れたころに
わたしのところに流れ着いて
謎が解明できるのかもね

だけどいまは
意味のわからないコトバ
わたしの中から切り離すだけ
どこへ行こうとどうだっていい
自分でも意味がわからないまま
チラシの端に
模様のような文字
日本語のコトバ
それを見ている眼球に映る文字は
呪文のようだろう

どこへいくんだろう

その呪文は
いったいどこへいけるんだろうね









| 19:20 | | comments(0) | trackbacks(0) |
beauty /詩
「beauty」




美のまわりには
いつだって
あやうい感情が氾濫している
憧れから
憎しみから
あきらめから
拒絶まで
何から何まであつめてしまう
ほんとうに?
ほんとうにそれは美しいもの?
20年後に謎はとけるよ
魔法はとけるよ
セレモニーはきょうやるべきだよ
| 18:54 | | comments(0) | trackbacks(0) |
森の王女/詩
「森の王女」




土曜日には
きっとすてきなニュースがやってくるから
早く家にかえらなくちゃ
ゆうびんだけが
わたしにニュースを運んでくれる
お昼には
おかあさんがパンを焼いて
サラダを作って
スープを作って
わたしの好きな食器を出して
家族みんなでいっしょに食べる
甘いコーンのスープから湯気がたって
パンにバターを塗ってもらって
なぜか中華風のハムサラダと
甘い甘いカフェオレ
日曜日の昼間には
インスタントな幸せの象徴
のような番組がテレビで流れて
その音から逃げるように
わたしは外へ出て
自転車をこいで
どこまでも行って
山ばかりに囲まれた道路で
どこにも行けない
自分がいるの
誰もいない
車もいない
アスファルトの道路の上で
自転車に乗って
馬に乗って
王女様になる
森は何にも言わないけれど
その視線はとても強くて
息苦しいの
だんだん家が近づいてきて
馬はいなくなり
わたしはもはや王女じゃなくなって
自転車に乗って
家に帰るの
家族が住んでいる家に帰る
その家は20年後に消えるのよ
そのことをわたしは知っているの









| 18:20 | | comments(0) | trackbacks(0) |
Happy Birthday to T/詩
「Happy Birthday to T 」









おたんじょうびおめでとう

キミの40才のたんじょうび

空に星は出ているかい?

夜に飛ぶ旅客機は

キミの住む家の頭上を

飛び越えて行ったかい?

キミはマーボードーフのような混乱の中で

40才のバースデーをむかえているだろう

明日テーブルの上にはきっと凛とした花が

1本生けられているだろう

いままで生きてきて

受けとった花の数をかぞえてごらん

あいつにプレゼントしてきた

ひみつの花の数もかぞえてごらん

いくつの夢をみてきたのか

かぞえてごらん

いままで開けなかった

ギフトの箱を開けてごらん



おたんじょうびおめでとう

いくつものキミが生まれた

きょうの日を祝いましょう













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| 16:45 | | comments(0) | trackbacks(0) |
プリミティヴコード/詩
「プリミティヴコード」



新しい物語を作ったら来て
行方知レズの言葉の行き先
たどって全部あつめたら来て
わからないこと
わからないと叫んだ位置から
見えなかったもの
全部見てきて
私に見せて
鳥カゴのようなマンションの部屋
私はここでずっと待ってる

できたての物語
それを聞く私の瞳は
いろんなふうに光を放つ
あなたもきっと気に入ってくれる
羊の毛皮を敷いた床の上で
冷たいベリーのお茶を飲んだら
また出て行って
新しい物語を作ってきて
私はずっと待っているから



新しい物語をつくってきたよ
ずいぶん時間がかかったけど
そのぶんすごい物語なんだ
僕のために作ってきたよ
君のために作ってきたよ
僕はときどきわからなくなる
誰のために物語を作っているのか
何のために物語を作っているのか
僕が物語を作らなかったら
君の身体に「退屈」が入り
病気になってしまうんだって
君と一緒に羊の毛皮にくるまれて
ずっとゴロゴロしていたい
って思うこともある
でもそうしたら
君の肌がボロボロになって
瞳の中のきれいなキラキラ
消えてなくなっちゃうんでしょう?
おまけに僕まで消滅するんだ

面倒だけどまた旅に出るよ
そして
君のために
物語を作ってくる
僕のために
物語を作ってくる



毎晩 私に手紙を書いて
出さなくていい
書くだけでいい
困ったことがあったときには
右の手で質問を書いて
左手にペンを持ち替えて待って
私がすぐに答えてあげる
あなたの旅を手伝ってあげる
私にくれる物語がなくなるときまで
ずっと一緒に

同じ話は好きじゃない
悲しくてもいい
楽しくてもいい
誰かに恋をしたっていい
美しい物語を作りたがってる
あなたが好き



ときどき君はいないのかもなって
思うことがある
ぜんぶ僕のモーソーなのかな
だって君のいるマンションへの行き方が
わからなくなっちゃったから
あまりに僕が絶望しすぎて
君に見放されてしまったのかな
今回の物語は大変なんだ
僕は怒りでいっぱいだよ
信じてた人が信じられなくなったんだ
その人のことを怒ってるんじゃない
こんなことが起こる世界すべてに怒ってるんだよ
こんなことが起こる自分に怒っているんだ
君のことさえ忘れてた

でも夢をみた
セックスアンドバイオレンス
それから
ホラー、ゴシックごちゃまぜの中
君と僕はずぶずぶと落ちて這い上がれない
叫びながら汗びっしょりで飛び起きたんだ
それで思い出した
でも君のところへ行けないよ
会いたくても
君のいるマンションが
どの街にあったのかさえ
わからなくなっちゃったんだから
三ヶ月前に行ったばかりなのにさ
きっとまだ僕の物語が
完成してないせいかもしれない

今晩 手紙を書こうと思うよ
出せなくても
それが君に届くなら
君のこと忘れててごめん
て書くよ
そして左手にペンを持って待つ

         







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