あたまにおちてくることばを。

                   
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Up Down Town

情報の網目がネットになって

東京上空にびっしりとかかる

わたしたちは その上に乗っかって

ギャハハギャハハとジャンプして遊ぶ

おしりから

背中から

はずみをつけて

高く高く飛ぼうとしている

東京タワーが小さくなって

群青色の空に向かって

叩きあったり

手をつないだり

目の玉の色が赤くなったり

黄色になったり

からっぽになって

ニュータウンの住宅街に落っこちるまで

一部始終を知っているけど

ギャハハギャハハとジャンプしてあそぶ

 

 

 

 

 

 

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| 05:08 | | comments(0) | trackbacks(0) |
吹雪の中たどり着いたホテルで

取り残されてしまった気分だ

服を脱いだら

ありえないはずの傷がついていた

出会わないはずの人とすれちがい

ありえない合図

届くの待ってる

雪の日のホテルで一人

暖房の音が響く部屋の片隅で

灯りを消して

寒さを見ながら

濡れた髪のまま

刻まれた傷跡

なくさないよう何度もなぞって

ありえない気持ち

たしかめている

 

 

 

 

 

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| 05:04 | | comments(0) | trackbacks(0) |
吹雪の中たどり着いたホテルで

取り残されてしまった気分だ

服を脱いだら

ありえないはずの傷がついていた

出会わないはずの人とすれちがい

ありえない合図

届くの待ってる

雪の日のホテルで一人

暖房の音が響く部屋の片隅で

灯りを消して

寒さを見ながら

濡れた髪のまま

刻まれた傷跡

なくさないよう何度もなぞって

ありえない気持ち

たしかめている

 

 

 

 

 

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| 05:03 | | comments(0) | trackbacks(0) |
開 / 詩

「開」

 

 

 

かばんいっぱい

 

つめこむごきげん

 

ゆるされていると わかったからだ

 

焦げついた床

 

そのままにして

 

ツルツルすべる

 

廊下をわたって

 

くだらないジョーク

 

とめどなくでる

 

調子にのってるつもりはないんだ

 

できる範囲でいろいろ集めた

 

ダンスもやったし

 

絵も描いてきたし

 

宇宙の真実 勉強してきた

 

 

来るべき時を待っていたんだ

 

 

 

 

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| 01:18 | | comments(0) | trackbacks(0) |
生きている体/詩

「生きている体」

 

 

声を聞いたら

 

いつも知ってる人ではなかった

 

それでもなじんで

 

年代ごとの私ができて

 

年をどんどんとっていったら

 

私の中に 

 

たくさんの人が 入っていること 

 

考えてみたい

 

 

 

 

 

 

 

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| 00:57 | | comments(0) | trackbacks(0) |
限界/詩

「限界」

 

 

わかっているの それはそれでも

どうでもいいほど心がおどるよ

すべて忘れて ダンスすること

すべての楽器がかなでる音を

感じておどる

ホントの波を正しくつかむ

その間だけ 正しくないことしたくはないの

 

私ではない

 

それは音だけ

 

ここに いま

あるのは音だけ

 

 

 

 


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| 06:12 | | comments(0) | trackbacks(0) |
毛布のように/詩

 

「毛布のように」

 

 

わたしの免疫

 

ボロボロになって

 

女の子とは

 

呼べないくらいに

 

ボロボロになって

 

ボロボロなのに

 

ボロボロのときに

 

わかること 

 

ある

 

 

 

ボロボロなときに

 

ほしいものだけ

 

たいせつにしたい

 

 

 

 

 

 

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| 03:21 | | comments(0) | trackbacks(0) |
波打ちぎわ/詩

「波打ちぎわ」

 

 

遠くなっていく

 

波といっしょに

 

遠くなっていく

 

こっちに流れは向かっているのに

 

どんどんどんどん

 

遠くなっていく

 

信じる力を失ったまま

 

 

 

 

 

 

 

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| 03:09 | | comments(0) | trackbacks(0) |
サーチライト/詩

 

「サーチライト」

 

 

ここでライトを照らしたときから

 

みんなバラバラ

 

バラバラになって光の筋をたどりはじめる

 

すなおになって

 

荷物軽くして

 

夜が変化して

 

気体

 

液体

 

ゼリーになったトンネルの中

 

ぐるぐる無音のタイヤをまわして

 

つつまれていって

 

見えなくなった目を閉じて笑い

 

 

発して

 

まっすぐにのびる

 

 

 

 

 

 

 

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| 02:41 | | comments(0) | trackbacks(0) |
母が死んだとき/詩



最後に持っていたのは
最後に手に持っていたのは受話器だった

誰かの声が聞きたくて
あったまりたくて
わからなくなりたくて
何かをあげたくて
欲しくて
どっちかわからなくて
あげたり
もらおうとしたり
だけどやっぱりあげたかった
そして欲しかった
誰にもわからないやり方でそれをしようとしたら
どんどんこんがらがっていき
娘がそれをほぐそうとして私を傷つけ
私は娘を恨んで泣いて
娘が私に抱きついて泣いて
私のお母さんでいてよ、
と言い
私は自分が誰かわからなくなりそうになったが、
娘の母親にやはりなることにして
娘を憎みながらも愛することにして
娘に引きずられながら外に出て散歩をした

涙の跡を頬にくっつけた娘は
私のことをお母さんと呼び
私は娘の母親であり
娘に野菜をかってやり、
娘は私におむすびを作ってくれた

私は旅に出た
3日して娘がつくったおむすびを取り出して食べた
かたく冷たくなった玄米は塩が効いていて、
ほのかに紫蘇の味がして、
梅が出てきて、
涙がでてきた

おいしくて、涙が、でました、

と娘にメールを送った
私はさらに遠くへ旅に出ることになった

私が本当に最後に持っていたのは、

娘が買ってくれた、
娘にかってやったのとお揃いの、
手織りの、
黄色や、
緑や、
水いろが混じった、
色鮮やかな、
ショールだった







| 05:34 | | comments(0) | trackbacks(0) |